『黄泉のツガイ』は、妹を守るためにツガイと契約した少年が出生の秘密と宿命に立ち向かう人気漫画です。
本作は『鋼の錬金術師』の荒川弘が描く新作で、数々のマンガ大賞の上位にランクインするなど注目を集めています。
一方、ネット上では「打ち切りになるのでは？」という声も上がっています。
連載中の人気作品にもかかわらず、なぜこのような噂が流れているのでしょうか？
この記事では、『黄泉のツガイ』が打ち切りと言われる理由を5つ解説します。
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黄泉のツガイの作品情報
| 作者 | 荒川弘 |
| 出版社 | スクウェア・エニックス |
| 掲載誌 | 月刊少年ガンガン |
| 連載開始 | 2021年12月10日～連載中 （2022年1月号 – ） 既刊9巻 ※2025年3月12日時点 |
『黄泉のツガイ』は、『鋼の錬金術師』の作者・荒川弘による和風×現代ファンタジーを描いたバトル漫画です。
ユルとアサは特殊な力があり、山奥の村で隔離されて暮らしている双子の男女。
ある日、妹のアサが謎の少女に連れ去られ、ユルは異形の存在・ツガイの力を得て、妹を救うために運命に立ち向かいます。
兄妹の絆や謎めいた組織の陰謀、真実をめぐるサスペンスが話題となり、各漫画賞で上位にランクインするなど、高評価を得ました。
- このマンガがすごい! 2024（オトコ編）：2位
- 次にくるマンガ大賞 2023（コミックス部門）：2位
- 第7回 みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞：大賞受賞
2025年3月時点でコミックスの累計発行部数が300万部を突破している人気作です。
黄泉のツガイが「打ち切り」と言われる5つの理由
『黄泉のツガイ』は打ち切りになったという公式発表はなく、現在も連載が続いている作品です。
しかし、以下のような理由で「打ち切りになるのでは？」という噂が広まっています。
- 作者の荒川弘が何度も休載しているから
- ストーリーのテンポが遅くてつまらないから
- 検索結果に「打ち切り」と表示されるから
- 『鋼の錬金術師』など過去作の内容と比較されるから
- パクリ疑惑による誤解が広がったから
次に、5つの理由について詳しく解説します。
理由①：作者の荒川弘が何度も休載しているから
『黄泉のツガイ』の打ち切り説が囁かれる理由のひとつが、作者・荒川弘さんの度重なる休載です。
荒川弘さんは実家の牧場の手伝いが忙しく、ご両親の介護や家族の病気などの家庭の事情も抱えていました。
過去作『銀の匙』でも似たような理由で長期休載したうえに、打ち切りのような最終回を迎えたため、「また打ち切りっぽく終わるのでは？」と不安視されているのです。
しかし、『黄泉のツガイ』は休載を挟みながらも、順調に連載を重ねています。
出産や育児の最中でも連載をやり遂げた作者なので、ご本人のペースで漫画を描く方が理想の最終回を迎えられるのかもしれません。
理由②：ストーリーのテンポが遅くてつまらないから
『黄泉のツガイ』は、じっくりと伏線を張りながら丁寧に物語が進行するタイプの作品です。
昨今は展開が遅い作品は避けられる傾向があるため、「テンポが遅い」「話が進まなくてつまらない」と感じる読者も少なくありません。
特にテンポの良いバトル展開を期待していたファンにとっては、月刊連載というペースも相まって、物足りなさを感じているようです。
しかし、荒川弘は根強いファンがいる人気作者。
クライマックスで伏線が一気に回収されて盛り上がる展開を期待しているファンも多いはず。
テンポの悪さが原因で漫画が打ち切られる可能性は低いでしょう。
理由③：検索結果に「打ち切り」と表示されるから
『黄泉のツガイ』でGoogle検索すると、「打ち切り」という言葉が表示されます。
これは、よく検索された言葉を自動的に予測候補として表示する仕組みによるものです。
しかし、検索の仕組みを知らない人が検索結果を見て、「打ち切りになったの？」と勘違いしてしまうことも。
そのため、連載中の作品でも、「打ち切りの噂」が独り歩きしてしまうことがあるのです。
理由④：『鋼の錬金術師』など過去作の内容と比較されるから
荒川弘さんといえば、以下のような作品で知られる人気の漫画家。
- 鋼の錬金術師
- 銀の匙
- アルスラーン戦記（コミカライズ担当）
だからこそ『黄泉のツガイ』にも、同じような名作を期待した人は多かったはず。
しかし、今作は謎めいた世界観や練り込まれた伏線など、過去作とはテンポや雰囲気が異なります。
『黄泉のツガイ』の作風が期待ハズレに感じた読者が、「打ち切りになりそう」という感想を抱き、噂を広めるきっかけになりました。
実際のところは、作品はファンの間で「面白い！」と好評で単行本の売り上げも好調です。
理由⑤：パクリ疑惑による誤解が広がったから
『黄泉のツガイ』が一部でパクリと言われているのは、前作『鋼の錬金術師』と絵柄や雰囲気が似てるからです。
ファンタジー系バトル漫画のジャンルやキャラの表情や構図にどこか既視感があり、前にも読んだような気分になる人も。
中には、作者が同じだと知らずに「パクリだ！」と早とちりするケースもあるようです。
しかし、『黄泉のツガイ』と『鋼の錬金術師』は同じ作者の荒川弘が描いている作品のためパクリではなく、パクリ疑惑が原因で打ち切りになることはありません。
まとめ
この記事では、『黄泉のツガイ』が打ち切りと言われる理由について詳しく解説しました。
- 理由① 作者の荒川弘が何度も休載しているから
- 理由② ストーリーのテンポが遅くてつまらないから
- 理由③ 検索結果に「打ち切り」と表示されるから
- 理由④ 『鋼の錬金術師』など過去作の内容と比較されるから
- 理由⑤ パクリ疑惑による誤解が広がったから
しかし、『黄泉のツガイ』は現在も連載中の作品であり、打ち切りにはなっていません。
漫画賞でもたびたび話題にのぼり、発行部数は300万部を超えるほどの人気作です。
この記事をきっかけに、『黄泉のツガイ』の奥深い世界観にぜひ触れてみてください。
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