「頭文字D」の後継作品とも言われている「MFゴースト」ですが、
巷では「打ち切り」「連載終了」という噂が絶えません。
実際のところ、MFゴーストは打ち切りなのでしょうか?
結論を言います。
「MFゴースト」は打ち切りではありません。
徹底解説していきます。
MFゴーストの作品情報
作品名 | MFゴースト |
---|---|
作者 | しげの秀一 |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | 週間ヤングマガジン |
連載開始 | 2017年9月4日 |
「MFゴースト(エムエフゴースト)」は「公道レース」をテーマにした「しげの秀一」先生による漫画です。
しげの先生が過去に連載していた「頭文字D」の近未来という設定で、実在する公道でのレースを題材とした自動車漫画です。
ガソリンエンジンが製造中止となり、電気自動車や燃料電池自動車が主流となった近未来を舞台とし、「頭文字D」の「公道最速伝説」にちなんだ「新公道最速伝説」をキャッチコピーにしている作品です。
現実には違法となる夜間の公道レースを描いていた「頭文字D」とは異なり、MFゴーストでは一般人立ち入り禁止のクローズドコースとしたうえで日中に開催される合法レースとなっており、フェラーリ、ランボルギーニ、ポルシェといった海外メーカーのスーパーカーが多数登場する点も特徴となっています。
しげの先生は「頭文字Dでできなかったこと、やり残したことを全部やりたい」と語っており、そんなMFゴーストの累計発行部数は500万部を突破しています。
また、MFゴーストは2023年10月よりテレビアニメ化もされ、人気は継続しています。
MFゴーストが「打ち切り」と言われる4つの理由
冒頭でも述べた通り、MFゴーストは打ち切りにはなっていません。
漫画・アニメともに人気の作品であり、突然終わるような状況ではありません。
にも関わらず、なぜかMFゴーストは「打ち切り」という噂が絶えない漫画となっています。
その理由はどこにあるのでしょうか?
理由①:作者がレース漫画に乗り気でないという噂
実は、しげの秀一先生はこれ以上自動車の漫画を描きたくないのでは?といった噂が流れているのです。
実際、ヤングマガジンの巻末コメント(MFゴースト連載中)には
・「楽しくないです」
・「仕事はただひたすらつらい」
・「担当編集者との恒例の焼肉もずいぶんやってません。もうダメです」
といった弱気なコメントが書かれており、しげの先生がMFゴーストの連載に前向きでないことが見え隠れします。
また、しげの先生は実は女性が主人公の漫画を描きたかったのではないかという説もあります。
実際、「MFゴースト」の連載前には
・高嶺の花(2014年)
・セーラーエース(2015年~2017年)
という2作品をヤンマガで連載しており、ともに主人公は女性でした。
しげの先生へ行われた当時のインタビュー記事によると、自動車関係の資料はほぼ処分したとのこと。
にも関わらずMFゴーストを連載することになった経緯は不明ですが、レース漫画に対するモチベーションが一時的に低下していた可能性はあります。
ただ、現在はMFゴーストの人気がかなり上がっている状態なので、現在はモチベーションが復活している可能性も十分にあります。
この1点だけをもってMFゴーストが打ち切り、と言い切ることはできないでしょう。
理由②:長期休載が打ち切りと勘違いされた
「MFゴースト」は2022年11月から2023年3月にかけて、3ヶ月ほど休載されていました。
原因は作者の体調不良とのことですが、3ヶ月という長期間の休載となったため、「連載終了」「打ち切り」と誤解してしまった読者がいたようです。
理由③:作者の別の打ち切り作品と勘違いされた
前述の通り、しげの先生はMFゴーストの前に下記2作品を連載していましたが、実は2作品とも打ち切りです。
・高嶺の花(2014年)
・セーラーエース(2015年~2017年)
特に「セーラーエース」は無理やり終わらせた感が強く、読者に強烈な「打ち切り」という印象を与えてしまったため、「MFゴーストも打ち切りになった」という誤った印象につながった可能性があります。
理由④:アニメ第1期の終了を連載終了と勘違いされた
MFゴーストのアニメは2023年の10月から12月まで放送されました。
アニメの第1期ではMFG第2戦・芦ノ湖GTの予選タイムアタックでカナタがタイムアタックに挑み、これから決勝レースが始まるというところまでが描かれました。(原作漫画の5巻あたり)
若干中途半端なところでアニメの第1期が終わったため、アニメの終了を漫画の打ち切りと勘違いしてしまった人がいたようです。
まとめ
この記事では、「MFゴースト」が打ち切りと言われる理由についてまとめました。
理由①:作者がレース漫画に乗り気でないという噂
理由②:長期休載が打ち切りと勘違いされた
理由③:作者の別の打ち切り作品と勘違いされた
理由④:アニメ第1期の終了を連載終了と勘違いされた
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